2014年9月30日火曜日

VMware Workspace Portal のススメ

今回は『VMware  Workspace Portal』という製品を紹介します。

様々なアプリケーションをひとつのポータル上からアクセス可能にし、SAMLなどを使ってシングルサインオンも実現できてしまう製品なのですが、何が一番便利かというと、ThinAppアプリがここから配布出来てしまうんです。

ThinApp単体の場合、、配布が面倒と言われたり、exeさえ手に入れば誰でも実行出来てしまう、アプリの利用制限をしたいといったアプリの運用面で課題が出てくることがあります。

そんな悩みをイイ感じに解消してくれるのが、『VMware Workspace Portal』です。

それでは、実際の画面を交えてご紹介します。



ポータルはWEBで用意されていて、ユーザーはここにアクセスすれば、割り当てられたアプリケーションがすぐに利用出来ます。


アプリセンターという公開アプリケーションの一覧から自分が使いたいアプリを自分で追加することも出来ます。

ポータル上で公開出来るアプリケーションとしては以下のようなものがあります。
・ThinApp アプリケーション
・SaaS アプリケーションのリンク(SAMLによるSSO、認証なしのWEBサイトもOK)
・GoogleApps
・Office365
・XenAppアプリケーション
・仮想デスクトップ、RDSHアプリケーション(Horizon View連携)

この VMware Workspace Portal はiPad向けにもクライアントアプリが提供されており、iPadからアクセスするこんな感じです。
# iPad上ではThinAppアプリは動かないので、表示されません。(泣


と、このような感じに、様々なアプリケーションを様々なデバイスからアクセス可能にしてくれる、その名の通り"ポータル"な製品です。

個人的にはThinAppと同じくらいお気に入りの製品なので、構築手順や細かい設定方法などについても少しずつ公開して行きたいと思います。

最後に注意事項を少し。

VMware Workspace Portal は専用の仮想アプライアンス(仮想マシン)で提供されるため、vSphere環境(要vCenter Server)が必要です。
ThinAppは、VMware Workspace Portal のライセンスに含まれているのですが、vSphereのライセンスは含まれませんのでご注意を。

Horizon Advancedであれば、Workspace Portal 、ThinAppはもちろん、View、vSphere(for Desktop)も含まれますので、お薦めです。

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