何度かご紹介させて頂いている『VMware Wrokspace Portal』ですが、最新バージョンである「2.1」より1台の仮想アプライアンスに集約されました。
# これ、何気にスゴいことなんです。
これまで複数台の仮想アプライアンスで構成されていたため、「vApp」として展開する必要があり、「vApp」はリソースプールを元にして構成される関係上、「DRS」が必要でした。
「DRS」はvSphere Enterprise以上で使える機能なので、Workspace Portalの「vApp」を展開するために、vSphere Enterpriseはちょっと。。。という課題が解決出来ます!
ただ、Workspace Portal のライセンスにはもうひとつ課題があります。
Workspace PortalにはvSphereのライセンスがバンドルされていません。
ViewだとvSphere for Desktopが付いてますし、MirageはWindowsコンポーネントなので、
そもそも仮想環境が必須ではありません。
Workspace Portal は、別途vSphereライセンスの購入が必要な点はご注意下さい。。
# Horizon Advanced以上であれば、vSphere(for Desktop)がバンドルされていますので、
View環境でWorkspace Portalを構築する場合は、気にする必要はありません。
実は、Workspace Portalには、Workstationがバンドルされています。
「vApp」問題を気にしなくていいのであれば、Workstationへの展開もサポートされるように
なったのでは?という期待に胸を膨らませつつ、ドキュメントの動作要件を確認すると、、
残念なことにWorkstationへWorkspace Portalを展開することはサポートされません。
# マニュアル内展開時の前提条件として『Workspace 仮想アプライアンスを展開する 1 台
以上の ESX サーバ。』と明記されています。。
ただ、『評価目的』であれば上記制約などは気にしなくてもよいと思いますので、試しに
触ってみたいけど、ESXiホストを用意してまでは、、と思われていた方には朗報です。
実際に、Workspace PortalをWorkstation上に展開してみました。
結果・・・動きました!
詳細な展開方法についてご紹介しておきます。ご興味のある方はどうぞ。
仮想化のプリセールスをやってます。主にEUCがらみの仮想化製品に関するTipsなどをメモのついでに公開しています。
※本blogの内容は個人的な見解や検証結果ですので、あくまでも自己責任において参考にしてください。
2014年11月25日火曜日
2014年11月21日金曜日
Mirage アプリレイヤの作成方法
今回は、Mirageを使ったアプリレイヤの作成方法について紹介したいと思います。
# ここ最近、かなりMirageづいていたのでネタが豊富です。(笑
Mirageとは物理/仮想マシン問わず、Windowsマシンのディスクイメージを管理するための製品で、ドライバ、OS、アプリケーション、ユーザーデータなど『レイヤ』に分割してマシンイメージを管理することで、管理者で用意したOSイメージに入れ替える、追加のアプリケーションを配信する、といった具合に、Windowsマシンの管理を柔軟かつ効率的に行うことが可能です。
VMware Mirageについてはこちら。
http://www.vmware.com/jp/products/horizon-mirage
アプリレイヤは、その名の通り、アプリケーションに特化したレイヤで、通常アプリケーションを利用するためには「インストール」が必要ですが、アプリケーションを『レイヤ』化することで、Mirageで管理しているマシンに対して配布するができ、インストールしなくともアプリケーションが利用可能になるという何ともオシャレな機能です。
アプリレイヤを作成・利用するまでの具体的な工程は以下の通りです。
1. レイヤ作成用の参照マシンを準備
2. Mirage Client のインストール
3. アプリレイヤキャプチャの開始(プリスキャン)
4. アプリケーションのインストール
5. アプリレイヤキャプチャのファイナライズ
6. レイヤの作成
7. アプリレイヤの割り当て
それでは順を追って手順をご紹介します。
# そこそこの長編になってしまいましたので、ここでひと区切り。
# ここ最近、かなりMirageづいていたのでネタが豊富です。(笑
Mirageとは物理/仮想マシン問わず、Windowsマシンのディスクイメージを管理するための製品で、ドライバ、OS、アプリケーション、ユーザーデータなど『レイヤ』に分割してマシンイメージを管理することで、管理者で用意したOSイメージに入れ替える、追加のアプリケーションを配信する、といった具合に、Windowsマシンの管理を柔軟かつ効率的に行うことが可能です。
VMware Mirageについてはこちら。
http://www.vmware.com/jp/products/horizon-mirage
アプリレイヤは、その名の通り、アプリケーションに特化したレイヤで、通常アプリケーションを利用するためには「インストール」が必要ですが、アプリケーションを『レイヤ』化することで、Mirageで管理しているマシンに対して配布するができ、インストールしなくともアプリケーションが利用可能になるという何ともオシャレな機能です。
アプリレイヤを作成・利用するまでの具体的な工程は以下の通りです。
1. レイヤ作成用の参照マシンを準備
2. Mirage Client のインストール
3. アプリレイヤキャプチャの開始(プリスキャン)
4. アプリケーションのインストール
5. アプリレイヤキャプチャのファイナライズ
6. レイヤの作成
7. アプリレイヤの割り当て
それでは順を追って手順をご紹介します。
# そこそこの長編になってしまいましたので、ここでひと区切り。
2014年11月20日木曜日
Chromebookに証明書を登録する方法
以前の投稿でChromebookからCitrix XenDesktopに接続する方法をご紹介しましたが、VMware Horizon Viewへの接続ももちろん可能です。
# 私が検証している環境の影響だとは思いますが、画面が一部黒抜きになってしまうなどの
症状が見られたため、ご紹介を控えておりました。(泣
ChromebookでHorizon Viewを使いたい!、という方にはプロセッサに『NVIDIA』を搭載したモデルがオススメです。(笑
http://blogs.vmware.com/euc/2014/08/vmware-nvidia-google-working-together-deliver-graphics-rich-applications-enterprise-cloud-desktops.html
さて、今回はそんなChromebookからHorizon Viewを利用する場合には気にしておきたい
『証明書』に関する投稿です。
XenDesktopの場合は必須ではありませんが、Horizon Viewの場合には、SSLでの接続が
ほぼ必須なので、Connection Server用の証明書を構成する必要があります。
デフォルトだと、自己署名型の証明書(いわゆるオレオレ証明書)で構成されていますが、
ADの証明書サービスで発行されているケースも多いと思います。
いずれにしても、パブリックな公的証明機関で発行した証明書でなければ、クライアント側に
ルート証明書が登録されていないので、下のように証明書エラーが発生してしまいます。
# 「続行」すれば接続可能ですが、何よりも手間ですし、格好悪いですよね。。
ルート証明書さえ登録してあげれば、信頼されたSSLのサイトとして接続可能です。
# ChromebookでHorizon Viewを使う場合、『Blast』(HTML Access)を使います。
通常、ドメインに参加しているWindowsPCであれば、ドメインログオンしたタイミングでルート証明書が配布されるので簡単なのですが、Chromebookだとそうはいきません。
実際にChromebookにルート証明書を登録してみましたので、手順をご紹介しておきます。
# 私が検証している環境の影響だとは思いますが、画面が一部黒抜きになってしまうなどの
症状が見られたため、ご紹介を控えておりました。(泣
ChromebookでHorizon Viewを使いたい!、という方にはプロセッサに『NVIDIA』を搭載したモデルがオススメです。(笑
http://blogs.vmware.com/euc/2014/08/vmware-nvidia-google-working-together-deliver-graphics-rich-applications-enterprise-cloud-desktops.html
さて、今回はそんなChromebookからHorizon Viewを利用する場合には気にしておきたい
『証明書』に関する投稿です。
XenDesktopの場合は必須ではありませんが、Horizon Viewの場合には、SSLでの接続が
ほぼ必須なので、Connection Server用の証明書を構成する必要があります。
デフォルトだと、自己署名型の証明書(いわゆるオレオレ証明書)で構成されていますが、
ADの証明書サービスで発行されているケースも多いと思います。
いずれにしても、パブリックな公的証明機関で発行した証明書でなければ、クライアント側に
ルート証明書が登録されていないので、下のように証明書エラーが発生してしまいます。
# 「続行」すれば接続可能ですが、何よりも手間ですし、格好悪いですよね。。
ルート証明書さえ登録してあげれば、信頼されたSSLのサイトとして接続可能です。
# ChromebookでHorizon Viewを使う場合、『Blast』(HTML Access)を使います。
通常、ドメインに参加しているWindowsPCであれば、ドメインログオンしたタイミングでルート証明書が配布されるので簡単なのですが、Chromebookだとそうはいきません。
実際にChromebookにルート証明書を登録してみましたので、手順をご紹介しておきます。
2014年11月17日月曜日
File Portal でエラー「403」が出た場合の対処法
更新が滞っておりますが、、今回はVMware Mirage のTipsです。
VMware Mirage において、バックアップされているCVDにブラウザベースでアクセスして、
任意のファイルのダウンロードや参照が出来る機能である『File Portal』ですが、構成後に
アクセスしてみると、エラー「403」が発生してしまいました。
このエラーはIISにASP.NETが登録されていないが故に発生する問題のようですが、必ずしも発生する訳ではなく、詳細な原因までは特定出来ていませんが、IISのインストールよりも先にMirage Serverをインストールしていると発生するものと思われます。
対処法としては、以下のコマンドを実行すればOKです。
> C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727\aspnet_regiis.exe -i
# .NET4.0の場合はこちら。
> C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\aspnet_regiis.exe -i
コマンドの実行イメージはこんな感じです。
再度、ブラウザからアクセスしてみると、ちゃんとアクセス出来ました。
フォルダツリーを参照したり、必要なファイルのダウンロード・参照が可能です。
VMware Mirage において、バックアップされているCVDにブラウザベースでアクセスして、
任意のファイルのダウンロードや参照が出来る機能である『File Portal』ですが、構成後に
アクセスしてみると、エラー「403」が発生してしまいました。
このエラーはIISにASP.NETが登録されていないが故に発生する問題のようですが、必ずしも発生する訳ではなく、詳細な原因までは特定出来ていませんが、IISのインストールよりも先にMirage Serverをインストールしていると発生するものと思われます。
対処法としては、以下のコマンドを実行すればOKです。
> C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727\aspnet_regiis.exe -i
# .NET4.0の場合はこちら。
> C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\aspnet_regiis.exe -i
コマンドの実行イメージはこんな感じです。
再度、ブラウザからアクセスしてみると、ちゃんとアクセス出来ました。
フォルダツリーを参照したり、必要なファイルのダウンロード・参照が可能です。
2014年11月7日金曜日
ThinAppではジャンクションが機能しない
WindowsXPでしか動作しないアプリをThinAppを使ってWindows7や8に移行したい、と
お考えの方はまだきっといると思います。
むか~しに一度本現象を確認していたのですが、最近とあるアプリでも問題となりそうな
ケースに遭遇しましたので、紹介しておきます。
ThinApp(仮想ファイルシステム)ではジャンクションが機能しない
ジャンクションとは、例えばXP時代に存在したパス(C:\Documents and Settings)を新しい
パス(C:\Users)に自動で読み替えてくれるOS標準搭載の互換性を補う機能です。
この機能によって、WindowsXP向けに作られたアプリが"C:\Documents and Settings"に
アクセスしようとした場合、Windows7では意識せず、"C:\Users"で処理が行われるという
スグレモノです。
ジャンクションは「dir /a/p」コマンドで確認が出来ます。
そんなスグレモノのジャンクションですが、ThinAppでは正常に動作しないのでご注意を。。
実際の動きと無理やり動作させる方法をご紹介しますので、ご興味のある方はどうぞ。
お考えの方はまだきっといると思います。
むか~しに一度本現象を確認していたのですが、最近とあるアプリでも問題となりそうな
ケースに遭遇しましたので、紹介しておきます。
ThinApp(仮想ファイルシステム)ではジャンクションが機能しない
ジャンクションとは、例えばXP時代に存在したパス(C:\Documents and Settings)を新しい
パス(C:\Users)に自動で読み替えてくれるOS標準搭載の互換性を補う機能です。
この機能によって、WindowsXP向けに作られたアプリが"C:\Documents and Settings"に
アクセスしようとした場合、Windows7では意識せず、"C:\Users"で処理が行われるという
スグレモノです。
ジャンクションは「dir /a/p」コマンドで確認が出来ます。
そんなスグレモノのジャンクションですが、ThinAppでは正常に動作しないのでご注意を。。
実際の動きと無理やり動作させる方法をご紹介しますので、ご興味のある方はどうぞ。
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