2014年9月29日月曜日

Connection Server 障害時の既存セッション切断について

ViewにおいてView Clientと仮想デスクトップの接続方式には以下の2通りがあります。

1. 直接接続(ダイレクト接続)
2. 間接接続(トンネル接続)

「1」の直接接続の場合には、View Clientと仮想デスクトップが直接PCoIPセッションを確立し、「2」の場合には、View ClientはConnection ServerとPCoIPセッションを確立し、さらにConnection Serverが仮想デスクトップとPCoIPセッションを確立します。

接続経路としては、以下のような感じです。
「1」:View Client <--> View Agent(4172)
「2」:View Client <--> Connection Server(4172) <--> View Agent(4172)

どちらの接続モードにするかは、View Administratorの[View構成]-[サーバ]-[接続サーバ]-[ConnectionsServer]-[編集]にある"PCoIP Secure Gateway"で変更します。
チェックを外せば「1」、チェックを入れると「2」になります。デフォルトは「1」になっています。


Connection Serverが障害などでダウンした場合の挙動ですが、「2」の場合だと切断されてしまうことは想像出来ると思いますが、実は「1」の場合も切断されてしまいます

View Client側の実際の動きは以下のような感じです。



「1」の環境にてView Clientから仮想デスクトップに接続します。
仮想デスクトップへの接続が確認出来たところで、Connection Serverをシャットダウンします。

しばらくすると、View Client側に下のような画面が表示され、「OK」ボタンを押してしまうとPCoIPセッションが切断されてしまいます。。。


実は、「OK」ボタンさえ押さなければPCoIPセッションは維持されますので、上記のような画面が出たら「OK」ボタンは押さないようにしましょう。(笑

# 10分くらい放置した範囲での結果ですので、そのまま放置しておくとそのうち切断されてしまうのかもしれません。
# 今回はWindows版のView Clientで確認しましたが、Mac版でもおおよそ同じ挙動となるようです。

私の記憶では少し前のバージョンでは「1」の場合だと、PCoIPセッションは切断されることはありませんでしたが、いつの頃からかデスクトップ接続後も、View ClientとしてはConnection Serverとのセッションを保持しているようです。

Conenction ServerはViewの中でも中枢となるコンポーネントですし、可能であればロードバランサによる冗長構成、最低限vSphere HAレベルでの冗長化をお薦めします。

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