お久しぶりです。
実に1年振りの投稿となりますが、、すみません。この1年間色々ありました。
もっとも大きな出来事は子供が生まれました。かわいくて仕方がありません。(笑
と、個人的な事はおいておき。。
Horizonのバージョン7.1がリリースされました!(祝
1年前に投稿した内容がバージョン7.0のリリースということで、Horizonの新バージョンリリースと共に投稿を復活したいと思います!
まずはリリースノートをチェックしましょう。
Release Note for VMware Horizon 7 version 7.1
https://pubs.vmware.com/Release_Notes/jp/horizon-7-view/horizon-71-view-release-notes.html
リリースノートをざっと見た感じの新機能は以下の通りです。
1. VMware Blast Extreme
2. URL Content Redirection Enhancements
3. Horizon for Linux 7.1 Desktops Enhancements
4. Smart Card Authentication
5. Published Desktops and Applications
6. Instant Clones
7. Virtual Desktops
8. Cloud Pod Architecture Enhancements
9. ADM and ADMX Template Files
10. IPv6 Environment
11. Horizon PowerCLI
12. Operating Systems for Instant-Clone Remote Desktops
13. vSphere Platform
14. Access Point
15. Horizon Client Information Plug-In
16. Information Experience
注目はやはりトップに記載されているBlastプロトコルに関する内容でしょうか。
Blast Extreme Adaptive Transport(通称BEAT)と呼ばれるこの機能は、ネットワーク環境に応じて速度や帯域などを自動で調整し、パケットロスを低減する機能のようです。PCoIPには従来似たような機能がありましたがBlastにも反映されたような感じですね。
他にも、LinuxVDIのUSBリダイレクト、RDSHファームやvGPUを有効にしたVDIでのInstantCloneサポート、vSphere6.5による仮想マシン暗号化のサポート(フルクローンのみ)など、多くの新機能や機能強化が行われています。
そんな中、私が最も注目したのは「非認証アクセス」です。(笑
リリースノートには以下のような感じで控えめに記されています。
You can configure unauthenticated access for users to access published applications from a Horizon Client without requiring Active Directory credentials.
非認証アクセス
Horizon ClientからConnection Serverにログインする際、通常であればユーザー名とパスワード、ドメインの選択が必要ですが、これらを不要にする認証方式です。
※公開アプリケーションのみ対応。
なぜこの機能に注目したかと言いますと、セキュリティ対策の一環でインターネットにアクセスできる環境を分離している場合など、ドメインが異なる環境を跨いでシングルサインオンを実現するためには、原則ドメイン間の信頼関係締結が必要です。インターネット分離のようにセキュリティセグメントの異なるドメイン間の信頼関係締結はあまりうれしくないので、非認証アクセスがあれば、これを不要にしつつ、シングルサインオンが出来るのでは?と思ったからです。
そんな期待を持ちつつ、さっそく試してみましたので設定方法などをご紹介します。
例によって(?)長文となりますので、ご興味のある方は続きをどうぞ。