2015年5月29日金曜日

既存のThinAppパッケージをWorkspace Portal用に変換する方法

Workspace Portalを使ってThinAppパッケージを配信する場合、既存のパッケージをそのまま流用したいというのは当前だと思いますが、そのままWorkspace Portal用のThinAppリポジトリに格納しただけでは、パッケージアプリケーションのプッシュに失敗してしまいます。

実は、Workspace PortalではThinAppパッケージをカタログ情報として独自のバージョン情報やGUIDで管理しています。

そのため、これらの情報の元となる"AppID"が必要となるのですが、ThinAppパッケージに"AppID"を登録する方法は3つあります。

1. [relink]コマンドを使用する
2. "Package.ini"にWorkspace パラメータを追加してから再ビルドする
3. Setup Capture内でWorkspace Portal設定を有効にして再パッケージングする

どの方法で"AppID"を登録するのかは、操作可能なパッケージの状態によって変わります。

パッケージ(exeファイル)しか残っていない場合・・・・・・・・・・・・・・・・[1]
プロジェクトフォルダが残っている場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[2]
新規作成やバージョンアップなど再パッケージングを行う場合 ・・・[3]

それぞれのケースごとに具体的な手順を紹介しますので、ご興味のある方は続きをどうぞ。

2015年5月22日金曜日

AppStackの作成方法

こちらの投稿で紹介させて頂いた、VMwareが新しく提供するアプリケーションとユーザーデータを即座に配信可能とする製品であるAppVolumes。今回はそのAppVolumesでアプリケーションを配信するために必要となる「AppStack」の作成方法をご紹介したいと思います。

AppStackを作成するには、以下の環境が必要です。
AppVolumes Manager
AppStack作成用のApp Volumes Agentマシン

AppVolumesは仮想マシンに配信することを前提としているので、環境を構築にあたり、vSphere(vCenter Server/ESXi/データストア)も必要です。

AppStackもまたアプリケーションを仮想化(?)するので、ThinAppやMirage同様、クリーンな環境で作成することが重要です。AppStack作成用のAppVolumes Agentマシンには、OSとAppvolumes Agent以外は何もインストールせずに臨んでください。

大まかな作成手順は以下の通りです。
1. 空のAppStackを作成する
2. Agentに空のAppStackを割り当てる
3. Agent側でアプリケーションをインストールする
4. AppStackの作成を完了する

何となく想像していた通りだと思いますが、「3.」の手順でインストールしたアプリケーションが格納されたVMDKが「AppStack」となります。

それでは、順を追ってAppStackの作成方法を紹介します。ご興味のある方は続きをどうぞ。