ロケーションベース印刷とは、VMware Horizon Viewにおけるプリンタをマッピングするテクノロジーで、接続するクライアントの環境(ロケーション)に応じて、適切な(ex 物理的に近い)プリンタを仮想デスクトップにマッピングすることでユーザーに最適な印刷環境を提供します。
たとえば、病院の医師が次々と部屋を移動する場合、医師は今いる部屋がどこかを意識せずに、現在いる部屋に最も近いプリンタに印刷ジョブが送信されます。
ただ、Viewが自動的に部屋に設置されているプリンタがどれかを自動で判断してくれる訳ではなく、あくまで「このロケーション」の時には「このプリンタ」をマッピングするという「ポリシー」をあらかじめ定義しておく必要があります。運用者さんの泥臭い努力のたまものなのです。
病院や学校など、利用者が特定多数の場所からアクセスするような環境において印刷要件がある場合には有効な機能ですので、ぜひ試してみて下さい。
ロケーションベースの印刷機能を利用するためには、いくつかの準備が必要です。
1. 仮想印刷機能とプリンタドライバを仮想デスクトップインストールする
2. TPVMGPoACmap.dll をドメインコントローラに登録する
3. グループポリシーを設定する
【参考】ロケーションベースの印刷の設定
https://pubs.vmware.com/horizon-view-60/index.jsp#com.vmware.horizon-view.desktops.doc/GUID-1EB46B6D-EBF7-499E-9AE1-D8253C9FB241.html
実際に試してみましたので、設定手順をご紹介します。
仮想化のプリセールスをやってます。主にEUCがらみの仮想化製品に関するTipsなどをメモのついでに公開しています。
※本blogの内容は個人的な見解や検証結果ですので、あくまでも自己責任において参考にしてください。
2015年1月28日水曜日
2015年1月19日月曜日
MIMEタイプの登録
IEからOfficeファイルの表示やダウンロードの動作確認を行うために、フリーソフトなどで簡易的にWebサーバーを立てた場合、MIMEタイプが登録されていないためにアーカイブファイル(zip)として検出されてしまうことがあります。
# ThinApp化したIEが疑われることがありますが、これはWebサーバー側の問題です。(笑
以下のMIMEタイプをWebサーバーに登録してあげる必要があります。
拡張子 MIME タイプ
docx application/vnd.openxmlformats-officedocument.wordprocessingml.document
xlsx application/vnd.openxmlformats-officedocument.spreadsheetml.sheet
pptx application/vnd.openxmlformats-officedocument.presentationml.presentation
その他のOffice関連MIMEタイプについては以下をご参考下さい。
Office 2007 File Format MIME Types for HTTP Content Streaming
http://blogs.msdn.com/b/vsofficedeveloper/archive/2008/05/08/office-2007-open-xml-mime-types.aspx
IIS7.0だと既定で登録されてますが、IIS6.0(Windows Server 2003)だと既定ではOpen XML Formats タイプが登録されていないので、こちらも追加で登録してあげればOKです。
MIMEタイプさえ登録してあげれば、きちんとOfficeファイルとして認識されます。
# ThinApp化したIEが疑われることがありますが、これはWebサーバー側の問題です。(笑
以下のMIMEタイプをWebサーバーに登録してあげる必要があります。
拡張子 MIME タイプ
docx application/vnd.openxmlformats-officedocument.wordprocessingml.document
xlsx application/vnd.openxmlformats-officedocument.spreadsheetml.sheet
pptx application/vnd.openxmlformats-officedocument.presentationml.presentation
その他のOffice関連MIMEタイプについては以下をご参考下さい。
Office 2007 File Format MIME Types for HTTP Content Streaming
http://blogs.msdn.com/b/vsofficedeveloper/archive/2008/05/08/office-2007-open-xml-mime-types.aspx
IIS7.0だと既定で登録されてますが、IIS6.0(Windows Server 2003)だと既定ではOpen XML Formats タイプが登録されていないので、こちらも追加で登録してあげればOKです。
MIMEタイプさえ登録してあげれば、きちんとOfficeファイルとして認識されます。
2015年1月14日水曜日
App Volumes がついにリリース
新年明けましておめでとうございます。
# 年が明けて随分と経ってしまいましたが、、
今年もEUCに関する情報を可能な限りお伝えして行ければと思います。
さて、昨年ではありますが、12月9日に「VMware App Volumes」がリリースされています。
https://www.vmware.com/support/appvolumes/doc/app-volumes-25-release-notes.html
あまり聞き慣れない製品名かと思いますが、このところVMwareさんのイベントでもブースにも展示されていたりと、注力度は高そうです。
具体的にどんなことをする製品なのかと言いますと、アプリケーションやユーザーデータが格納された「VMDK」を用意しておいて、必要に応じて仮想マシンにマウントすることで、すぐにアプリケーションが利用出来るようになり、必要なくなれば「VMDK」をアンマウントするだけでアプリケーションが使えなくなります。
これまで、View環境におけるアプリケーション配信の仕組みとしては、ThinApp化したアプリをView Administratorで関連つけたり、Workspace Portalで配信したり、Mirageでアプリレイヤを構成して配信したりと、様々なアプリケーション配信の仕組みが提供されていましたが、今回はより仮想環境に特化した形で、仮想マシンが故に実現出来た「VMDK」をマウントさせるという方法でネットワークに依存することのない「迅速な」アプリケーション配信を可能にします。
アプリケーションを配信するためのVMDKは「AppStacks」、ユーザーデータを保管しておくVMDKは「Writable Volumes」と呼ばれるそうです。
評価版のダウンロードも出来るようになってますので、是非試してみて下さい。
https://my.vmware.com/web/vmware/evalcenter?p=app-volumes
システム構成ですが、各種設定やVMDKを配信するための「App Volumes Manager」(Windows Server)とVMDKの配信を受け取るための「App Volumes Agent」で構成されます。
「App Volume Manager」ではWeb UIが提供され、各種設定やアプリの利用状況の確認、ユーザーへのAppStacks/Writable Volumesの割り当てなどが操作可能です。
まだまだ底のしれない製品ではありますが、個人的にも期待値はかなり高いです。(笑
以下のようなお悩みをお持ちの方は検討されては如何でしょうか。
■AppStacksで解決出来そうな問題
・Viewのマスターイメージを軽くするためにアプリを分けて管理したい
# でもThinAppでは動作しない or パッケージングが面倒。。
・「ユーザー」にアプリを割り当てたい(一部Workspaceでも代用可能)
■Writable Volumesで解決出来そうな問題
・ViewでPersonaを使ってもプロファイルロードが遅い
# ディスクI/Oなどの問題であれば改善しないかもですが。。
さっそくFirefoxで試してみましたが、本当に「すぐに」アプリが使えるようになります!
AppStacksの作成方法など、今後詳細情報についても発信していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します!
# 年が明けて随分と経ってしまいましたが、、
今年もEUCに関する情報を可能な限りお伝えして行ければと思います。
さて、昨年ではありますが、12月9日に「VMware App Volumes」がリリースされています。
https://www.vmware.com/support/appvolumes/doc/app-volumes-25-release-notes.html
あまり聞き慣れない製品名かと思いますが、このところVMwareさんのイベントでもブースにも展示されていたりと、注力度は高そうです。
具体的にどんなことをする製品なのかと言いますと、アプリケーションやユーザーデータが格納された「VMDK」を用意しておいて、必要に応じて仮想マシンにマウントすることで、すぐにアプリケーションが利用出来るようになり、必要なくなれば「VMDK」をアンマウントするだけでアプリケーションが使えなくなります。
これまで、View環境におけるアプリケーション配信の仕組みとしては、ThinApp化したアプリをView Administratorで関連つけたり、Workspace Portalで配信したり、Mirageでアプリレイヤを構成して配信したりと、様々なアプリケーション配信の仕組みが提供されていましたが、今回はより仮想環境に特化した形で、仮想マシンが故に実現出来た「VMDK」をマウントさせるという方法でネットワークに依存することのない「迅速な」アプリケーション配信を可能にします。
アプリケーションを配信するためのVMDKは「AppStacks」、ユーザーデータを保管しておくVMDKは「Writable Volumes」と呼ばれるそうです。
評価版のダウンロードも出来るようになってますので、是非試してみて下さい。
https://my.vmware.com/web/vmware/evalcenter?p=app-volumes
システム構成ですが、各種設定やVMDKを配信するための「App Volumes Manager」(Windows Server)とVMDKの配信を受け取るための「App Volumes Agent」で構成されます。
「App Volume Manager」ではWeb UIが提供され、各種設定やアプリの利用状況の確認、ユーザーへのAppStacks/Writable Volumesの割り当てなどが操作可能です。
まだまだ底のしれない製品ではありますが、個人的にも期待値はかなり高いです。(笑
以下のようなお悩みをお持ちの方は検討されては如何でしょうか。
■AppStacksで解決出来そうな問題
・Viewのマスターイメージを軽くするためにアプリを分けて管理したい
# でもThinAppでは動作しない or パッケージングが面倒。。
・「ユーザー」にアプリを割り当てたい(一部Workspaceでも代用可能)
■Writable Volumesで解決出来そうな問題
・ViewでPersonaを使ってもプロファイルロードが遅い
# ディスクI/Oなどの問題であれば改善しないかもですが。。
さっそくFirefoxで試してみましたが、本当に「すぐに」アプリが使えるようになります!
AppStacksの作成方法など、今後詳細情報についても発信していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します!
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